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脳波をシータ波の領域へ変調させる


ALOHA

脳波にも色々な周波数がありますが、その中で最も一般的に知られているのがアルファ波でしょう。

アルファ波(α波)は8~13Hzの領域のことを指します。

著書「脳内革命」で有名な春山医学博士は、「アルファ波の状態は、覚醒と睡眠の間であり精神活動が活発で、意識レベルが高まっている状態である」と書いています。

この8~13Hzというのが、前の記事で書いた地球の鼓動のパルスに関係しています。

ひと昔前の地球の鼓動は約7.5Hzで、現在では約13Hzに近くなっています。

アルファ波は普通に目覚めている状態でリラックスしている、安静している時に現れる脳波です。

一般的にアルファ波へ導く音楽というのは、これに着想したものです。

リラックスして安静な状態に入れればアルファ波が上昇するという考え方です。

このアルファ波は、脳や意識の状態によって変化し、意識障害や認知症、精神疾患、睡眠障害などの診断補助・状態把握に用いられることもあります。

その他にも生理学や心理学などでも研究されています。

アルファ波の計測では主に後頭部(後頭葉)を中心として観察されるそうです。

しかし後頭葉以外でも8~13Hzのアルファ帯域の以下のような電気的振動が発生していています。

中心溝周辺はミュー(μ)律動=体性感覚・運動

側頭葉周辺のものはタウ(τ)律動=聴覚処理

二次感覚皮質周辺はシグマ(σ)律動=体性感覚処理

アルファ波は感覚や運動、そして聴覚に関係しているということです。

このアルファ波は眼を開けたりして視覚的な刺激を受ける時、運動している時、暗算などを行っているとき、精神的に緊張している時、そして睡眠時には減少します。

刺激が多いと周波数帯域の振動が増えるので、その結果にアルファ波は減少するということです。

上に書いたミュー律動の場合は、まず運動を始める前に減少し、運動が終ると反動的に増加してゆきます。

この安らぎのアルファ波の奥にあるのがシータ波です。

シータ波は、アルファ波よりも更にリラックス感を深める性質があり、眠りに落ちようとするうとうとした状態や、浅い眠り(レム睡眠)に入った時によく出る脳波です。

シータ波(θ波)は4~7Hzの領域のことを指し、深い瞑想状態や、記憶と学習に適している脳波の状態で、潜在意識にも関係していると考えれられています。

瞑想状態にはいると脳波にシータ波が多く現れます。

このシータ波は主に眠りに落ちる前の寝入りばなや、麻酔を打たれた時などの、うつらうつらしているときにに海馬周辺から発生します。

シータ波は主に記憶力に関連すると考えられています。

脳科学・海馬の研究の第一人者で、東京大学大学院准教授・薬学博士の池谷裕二先生は「脳がθ波(シータ波)優位の状態にあるとき、人間は記憶力や情報の吸収力が高まる」と説いています。

また瞑想やヨガなどのかなり集中したときに発生する「覚醒シータ波」と呼ばれる波長もあります。

この「覚醒シータ波」は、人間のインスピレーションやヒラメキを促進する効果があるといわれています。

大学教授の池谷先生は眠り落ちる前だけではなく、「歩いている時にも記憶力や情報の吸収力を高めるシータ波が、海馬から活発に出ている』と言っています。

歩く→海馬からシータ波が現れる→記憶力が向上する

しかし「歩く」という動作、運動がシータ波を放出させているのではないそうです。

歩くことによって「場所が変わる」という「環境の変化」が要因だそう。

中国の欧陽修氏はアイデアなどが閃きやすい「三上」という発想を説いています。

馬上(乗り物の上)

床上(布団の中)

厠上(トイレ)

これらの「三上」の環境の中ではシータ波が現れやすくなるということですね。

布団の中やトイレでアイデアや閃きが浮かびやすいのは解りやすいと思います。

それと同じようにバスや車、列車、飛行機などの、何かの移動するものに乗っているとシータ波が現れる確率が高くなり、アイデアや閃きが浮かびやすいということです。

ということは、オーラの周囲の動きによる波動的な刺激、または周波数的な刺激。

そして視覚的、オーラ感覚を含めた感覚的な何かが関係していると考えられますね。

ではこれを波動とヒーリングに絡めて書いてみます。

適度な速さで長い距離を歩き続けると、次第に心が落ち着いてリラックスしてゆきます。

良く頭を冷やしに歩きに出かけると言いますね。

またラニングハイ、またはセックスの後なども同じように精神と意識の状態を変容させて気持ち良くリラックスさせます。

適度な運動を行うことによってエネルギーを消耗させるとリラックス感が増すということです。

また頭を使って深く考えない作業、例えば料理をするとか、掃除をするとか、シャワーを浴びるとかでも同じような効果が現れます。

歩いたり何かの単純動作をしている時は、その一定のリズムの動作を繰り返すことによって意識の状態が束ねられます。

そして勉強とか仕事等で集中度を高めたい時に、深呼吸をしたり、肩に力を入れて一気に脱力させたりして雑念を追い払ったりします。

瞑想する時に背筋を伸ばして深呼吸をするのも同じです。

瞑想や寝付きの前などは、緊張を解いて身体の電荷を最小限に抑えることによって意識の状態がリラックスして行きます。

これらに共通する項目は「身体のエネルギー場の状態を整える」ことです。

ここでのポイントは、身体に溜まっているネガティブな電荷=波動を解放することによって、意識の状態が変化してリラックスするということ。

これらは別に波動的なテクニックを使わなくても誰にでも出来ることなので覚えておくと良いでしょう。

では波動のヒーリング・テクニックを使って意識の状態をシータ波まで連れてゆくにはどうすれば良いのか?

アイデア的には上に書いたのと同じように、身体の周囲=オーラ、そして肉体の電荷の掛かり具合を理想的な状態へ変化させることです。

そんなに難しいことではありません。

ではオーラと身体そして脳をクリアリングしてリラックスさせ、脳波をシータ波の領域へ変調させる読む瞑想です。

ます背を伸ばして椅子に座り直して下さい。

まず初めに肩に力を入れて、一気に脱力します。

これを何度か繰り返しましょう。

肩や首の周辺が緊張している、固くなっている状態だと意識も同じように緊張したり固くなります。

身体全体をリラックスさせる、骨格を覆っている筋肉をリラックスさせて緩和させるだけでも意識の状態は安定し始めます。

そして前の読む瞑想と同じく、身体を約3度くらい少し前屈みにして、身体が頭上から降りて来ているエネルギーの柱の中に入って、クリックする位置、身体がシッカリする位置に入って下さい。

身体をゆっくりと前後座右に動かしてみると解りやすいでしょう。

その中で身体が最もシッカリする感じの位置、身体が波動の流れの中に入って安定する位置を探してください。

次にゆっくりと深呼吸を始めてください。

この時に両方の肺に意識を当てて、息を吸い込んだ時に、どれくらい肺の中に広がるのかを確認すると良いでしょう。

呼吸が浅い時は肺の動きが狭くなり、リラックスして安定している時は、肺の動きも穏やかになって酸素が幅広く行き渡るようになります。

それでは眼を開けたまま、頭の中で自分の姿を思い浮かべてください。

眼を閉じたり開けたりすることによって、光りを受けとる率が変化します。

眼を閉じると意識が眠りに陥りやすくなります。

閉じる場合は、閉じていても眼が開いている時と同じ感覚を維持してください。

イメージを浮かべる位置は人によって場所が違います。

映像を思い浮かべる時の最も理想的な位置は、身体の前、ちょうどハートの向かい側の、腕を真っ直ぐに伸ばしたより少し遠めくらいの距離です。

眼を閉じた場合でも、目前ではなく、自分のハートの延長線上に意識を当てて思い浮かべてください。

では自分の姿を思い浮かべたら、身体の中心の軸になっているシルバーコードに意識を当ててください。

頭上から一本の細い銀色のラインが降りて来て、身体の中心を縦に通って尾骨を通って地球の核へと繋がっているのをイメージしてください。

その銀色に輝く光りのラインを通じて、意識が地球の核まで降りてゆき、そして大地のエネルギーに触れて、再び光りのラインに沿って上昇してゆきます。

地球の波動がシルバーコードに沿って上昇してくるのをイメージしてください。

その波動が身体の中心を通って、頭の上から出て、さらに上昇して銀河系の中心と接続されます。

そして銀河系の中心の波動が、再びシルバーコードを伝ってあなたの頭上に降りて来るのをイメージしてください。

そして意識が全体的に整ったと感じられるまで、しばらくの間このイメージを続けてください。

それでは次に、頭の上、約5メートルくらいの高さ、または身長の3倍くらいの位置に、純白に輝くトランプのダイヤの形、菱形をイメージしてください。

頭上を見上げた時に、純白に輝くダイヤモンドの菱形が浮かんでいる感じでいいでしょう。

次に、この純白に輝く菱形のイメージを純白からダイヤモンドの輝きへと変化させます。

小さなダイヤモンドが菱形の中に沢山はいっていて、光りを浴びてキラキラと輝く七色の閃光を放っているイメージです。

このダイヤモンドの光りで輝く菱形を、シルバーコードに沿ってゆっくりと降ろしながら、オーラの全体に通していきます。

頭の中で自分のオーラをイメージして、オーラがダイヤモンドに輝く光の菱形の中を、ゆっくりと通過してゆきます。

オーラの下側、足下よりも、もっと下まで降ろしましょう。

そして今度は同じ要領でゆっくりと上昇させます。

オーラがダイヤモンドに輝く菱形の中を通って、身体も通過して、頭上に上昇してゆくのをイメージしてください。

そして同じ行程を繰り返し、最後は足下にある地球の中心まで降ろしてください。

それでは意識を再び頭上約5メートルに戻してください。

今度は菱形の大きさを身体全体が通るくらいに少し小さくして同じ行程で繰り返してください。

そして更に菱形を小さくして、頭と背骨が通るくらいの大きさにします。

そして同じ行程を何度か繰り返してください。

ダイヤモンドの光りで輝く菱形の中を、頭の全体が通ってゆきます。

特に眼の周辺は丁寧にダイヤモンドの光りを通してください。

そして首へと降ろして、それに続いている背骨もダイヤモンドの輝きでクリアリングしてゆきます。

身体の周囲と、肉体、そして意識が聡明になって行くのを感じてください。

そして意識の状態がハッキリしたら、その状態をしばらく感じ続けて、良く覚えてください。

普通の意識の状態の時と、どんな部分に違いを感じるかを良く覚えておきましょう。

オーラの状態が澱んでいる、または暗い状態の場合は、意識の状態も澱みがちになり、暗い状態になります。

ダイヤモンドの波動のイメージによって、オーラの中の不純物や澱みをクリアリングすることが出来ます。

オーラの状態は、環境や一緒にいる人達の影響を絶えず受けているので、頭が重たく感じたり、頭全体の聡明感や、スッキリさが悪い場合に行って下さい。


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