第二章 意識のテクノロジー 11

 

クレアセンチエンス【超体感】

clairsentience

 

「クレアセンチエンス」は別名「エンパシック」と呼ばれることもあり、普通の人の体感の枠を超えて、様々なことを感じることができる能力です。

 アメリカではこの能力が開発されている、使っている人は一般的に「エンパス」と呼ばれています。日本風に言うと「共感体質」という呼び名が一番近いでしょう。

 

これは波動やエネルギー、人間や動物の感情や思考の動きなどを自分の身体、内的な感覚、皮膚感覚に伴った体感として経験して捉える能力のことを指します。

 

 エンパシックなサイキックは、人によっては物に触ったり、人に触ったりして、エネルギーをトレースしながら感じとり、それを言語に翻訳して伝えます。

 

 このように何か波動を追跡できる物を触って感覚を使いながらリーディングを行う方法を「サイコメトリー」と呼びます。

 よく映画やテレビドラマの中でサイキックな能力のある捜査官や能力者が事件現場に行って、そこで何が起きたかを超感覚や超視覚、超体感などを通じて調べて捜査に役立てるという話しがあります。このように、ある場所に残っている眼に見えない波動的な記憶、記録にアクセスして情報を取り出すこともサイコメトリーの一種になります。

 ESP能力を使って情報を捉える何かの接点に感覚を繋げて、そこからトレース(追跡)するように情報を読み取って行くのです。

 

 

☆思考の動きを体感する場合

 

 エンパシックな能力が開花してくると、良きも悪くも身体の色々な場所に波動やエネルギーを感じるようになります。感じ方にも色んな感触がありますが、身体の一部がワサワサしたり、鳥肌が立ったり、ビリビリしたり、ピリピリしたり、酷い場合には刺すような痛みだったりする場合もあります。また、身体が温かくなったり、軽くなったり、スッキリしたように感じたり、その感じ方は波動やエネルギーの種類によって変わるので千差万別です。

 

「エンパシック」+「テレパシック」の能力が合体してくると、次第に「人間ポケベル状態」へと移行してゆきます。この「人間ポケベル状態」というのも同じように便利なようで不便でもあります。

 

例えば私の場合「友人R」が何か私のことを誰かと話していたり、私のことことで彼女の思考が回転していると、その思考の波動が私の所にやって来て、「今あなたのことを考えてるわよ」というメッセージとして受けとります。ちなみに彼女の場合は少しジンジンするような感じで、左の頬骨から顎の間の数センチの感覚で耳側から口の端辺り一帯で感じます。

「日本の友人M」さんの場合は耳のやや上の方で、少し広範囲な一帯で強めのホワホワを感じます。「日本の友人A」さんの場合は「日本の友人M」さんより少し下の方で、少し弱めのホワホワを感じます。

「元上司N社長」の場合は右側の耳の上下一帯でワサワサします。

 

 基本的には女性は左側で、男性は右側で皮膚に近い場所で感じます。

 

 数人がグループ的に同時に私のことを話していたりすると、数人分のエネルギーが合体してやってくるので、エネルギーの量も普通の二倍以上になり、かなり強烈なインパクトで感じることになります。

 

 今までで一番強烈だったのは、知り合いの「霊媒M」氏と「日本のクライアントT」さんの合体版でした。彼女たちは二人とも普通の方よりも、かなり「念」の強い種類の人なので、感覚的に強烈に感じられ、普通の時の感覚とは受けとり方がとても違っていました。彼女たちの場合は「ベッタリ」、「ペッタリ」、「まったり」とした、やや重く、そして、かなり生い感触だったからです。

 これを肯定的に捉えてみると、慣れてくるとわかりやすいという利点があるので便利と言えば便利ですが、あまり気持ちよいものではありません。

 

 これらの経験を通じて分かったことは、ポジティブ系の思考から生まれた波動やエネルギーは身体の前の方で感じ、ネガティブ系の思考から生まれた波動やエネルギーは、後ろ側か下半身が多いことです。

 また、正体不明の肉体を持たないエンティティーの場合は、大体において後ろの首筋から肩の後ろ、腰か膝の周辺、もしくは足首で感じることが多いことです。

 

 

☆体内の波動の動きを体感する場合 

 

 体感する能力が向上して性能がさらに精密になってくると、身体の中を移動している波動の動きを体感できるようになります。わかりやすい例として、気脈を流れる気の波動を例にして書いてみます。 

 

 アメリカ人に比べると、気功や鍼治療は日本人にとっては比較的に身近なものだと思います。そして気功を長く鍛錬していたり、鍼治療を長く受けていたりすると、体内に流れている気の動きに敏感になりはじめ、気の交差点であるツボが詰まっていると、その気の詰まりにも敏感になっていきます。 

 

 鍼治療の場合は、鍼師が詰まっているツボの位置に明確に鍼を指して気の流れをスムーズに導くことができなかった場合は、とても不満足に感じてしまい、満足のゆく鍼治療を受けられるまで次の鍼師のところへ梯子するという話しはよく聞きます。 リアルに気の流れを感じることができなくても、身体が気持ち良い状態になっているか、そうでないかは体感して識別しているわけです。 

 

 1995年頃は普通に鍼治療に興味があったので、週一回の割合で家の近くの白人女性の鍼の先生に通っていました。

 その中で、一回だけとても素晴らしく気脈が広がる治療の経験をしたことがあります。 

 身体中の気脈が開くのが明確に分かり、約40分くらいの治療の後は、まるで重力が変化したのかと思える位に、いつも感じていた身体の重さが三分の一くらいの軽さになったように感じたのです。 

 

 初めてヨガに挑戦してみた時も、これと似た経験をしました。

 家のリヴィングでビデオを見ながらヨガに取り組んだのです。 この時は肉体的にも精神的にも絶不調のときでしたから、約1時間くらいのコースを終えた時には全身から流れるように溢れ出す汗の凄さに圧倒されて、そのまま息を切らせながら、しばらく横になっていました。 

 すると身体中に流れる気の動きが分かり、身体の心地よさも、軽さも明確に感じることができました。 

 今となっては自分の身体の波動の動きを絶えずモニターする癖がついてしまっているので、少し意識を身体に向けるだけで、その時の身体の気脈の流れとか、動き、詰まりを感じることができます。 

 

 私の場合、クライアントや一緒にいる人の身体の中を動く波動を体感する場合も同ようなものです。

 

 自分の体内の波動の動きを絶えずモニターしていることで、外部からの波動の影響を敏感に察知することができるようになります。 

 

 他人の身体の中の波動の動きをモニターする場合で一番わかりやすいのは、肉体波動の中にある低波動のものが離れていゆく過程でしょう。 

 

 遠隔ヒーリングで体内の波動を動かし始めると、その部位の重さが軽くなるように感じたり、部分的に気持ちの良い清流が流れて澄みはじめるのが感じられます。 

 またそれとは逆に高い波動が集まり始めてその部位が暖かくなったり、少し熱をもっているような感じでホカホカし始めます。 

 

 体内の波動の動きを感じる場合の多くは、冷たく感じたり、重たく感じる、詰まったように感じる、暖かく感じる。それらに加えて波動の動き、身体のどこをどのように波動が動いていくのかを感じます。

 

 

☆チャクラの波動の動きを体感する場合 

 

 チャクラに関してや、その体感などは後のオーラの構造の中で詳しく書きますので、ここでは全く予備知識の無い人のために簡単に説明します。

 

チャクラとはサンスクリット語で「回転する光りの輪」という意味です。 脊髄にそって並んでいる眼に見えない七つのヴォルテックスのことで、仙骨に位置する赤い光りの回転から、頭の上にあるヴァイオレットの光りの回転まで、無色透明の光りがプリズムを通した際に分光されて出現する虹の七色の色彩波動に対応しています。 

 

 チャクラに関して超体感をする場合は基本的に三つの方向性があります。

 

① 冷たい、暖かいなどの「温感」

 

② 痛み、避けている、回転している、閉じているなどの「体感」 

 

③ 形、幅、厚さ、奥行きなどの「形状」

 

 基本的な七つのチャクラの中で動きが最もわかりやすいのは、下から4つ目のハートのチャクラと、3つ目の感情のチャクラでしょう。 

 

 下から四つ目のチャクラは愛情に関係しています。

 誰でも好きな人と一緒にいたり、心が温まるようなドラマや映画を見たりした時に、ハートがほんわかと暖かく感じたことがあると思います。 逆に失恋した時は胸が痛くなったり、奥に向かって絞まるような、締め付けられるような感じや、冷たい感じになったりします。 

 

 下から三つ目の感情のチャクラの場合は、喜怒哀楽や、ストレスなどの感情の動きに関係しています。過剰なストレスを感じている場合は胃の痛みとして現れ、楽しい時には心が軽くなった感じや、大笑いしている時は横隔膜が振動してお腹全体が振動するので痛い感じがすることもあります。 

 

 超体感の精度が向上してくると、それらの体感が更に精密になり、体感度も高くなり、もっと微細な動きから、動き、幅、奥行きまで感じられるようになります。

 それぞれのチャクラの波動を繊細に感じられるようになってくると、その体感から各チャクラのバランスがどのようになっているのか、それがどのように関連しているのか、そして全体的なヴァロメーターとして把握することが可能になります。 

 

 

☆オーラの波動の動きを体感する場合 

 

 後のオーラの構造の章でも書きますが、簡単に言ってしまうと、私たちの肉体を包んでいる波動でできた層がオーラです。オーラの構造に関しては後に詳しく書きますので、ここでは簡単に書いてみます。

 

 オーラは普通の状態では見にくいものですが、肉眼で見えないわけではありません。

 

 クライアントや友人が目の前に座っている時など、私のオーラと近くの人のオーラが重なっている時は、少し意識をオーラの周辺に当てるだけで、その人のオーラの中の動きを察知することができるようになります。

 その中で最もわかりやすいのは「話している時の意識の動き」です。

 

 何かを話していて頷きながら話しを聞いているように見えても、オーラの動きを観察していると、話しが頭の中に入ってないことが如実にわかったりします。

 話しながら何か別のことを考えている時なども同じです。

 

 相手のオーラが元気でない場合は、波動が薄く感じられ、時によっては相手の意識の状態が薄い、または散乱している、まるで半分くらい幽霊になっているかのように存在自体を薄く感じたりします。

 逆にオーラに張りのある場合はエネルギッシュさを感じたり、普通以上の活力を感じたりします。

 

 オーラに感情のエネルギーが多く現れている場合、例えば何かに怒っていて憤りに満ちている、憤慨しているなどの場合はトゲトゲしさや、圧迫感を、また悲しい時はしなだれたように感じます。

 

 またオーラの中では様々な波動が出たり入ったりしているので、そのような目に見えない波動の流通も感じるようになります。

 

 オーラの中の波動の動きに関して面白い話しがあるので書いてみます。

 ある時、自宅のデスクに向かってネットのソーシャル・コミュニティーの中にあるスピリチュアル系のグループの掲示板に書かれていたことに対して、ヒーリングとクレンジングに関するコメントを残したことがあります。

 するとしばらくしてから、自分の頭の左上5センチくらいの場所に、およそ5~6ミリくらいの小さくて丸い波動体がポコっと音を立てたような感じで留ったのがわかりました。

 最初は一体これは何だろう? と不思議に思いましたが、別段に悪さをするわけでもなく、しばらくしたら消えていたので気にしませんでした。それからその掲示板を通じて、意識を通じて宇宙船に乗ったり、龍に乗ったり出来るという30代半ばの女性の方とメッセージのやり取りが数回続きました。

 簡潔に言ってしまうと、その女性は意識を飛ばすことができる、意識を移動させることができるということです。そしてその度に小さな丸い波動体が同じ場所にポコっと留るのです。何かしらのコミュニケーションを行う場合に、その女性の意識がこちらに飛んできていたんでしょう。

 

(オーラの中に何かが入って来る話しを書く)

 

 

☆身体の外にも感覚機能がある

 

クレアセンチエンスの現象と通じてわかったのは、私たちは皮膚の外にある「空間」から何かの体感を得ることができることです。

 

 西洋医学での肉体生理学的な人体の構造から考えてみると、体感を脳に伝える神経網の先端は皮膚になります。肉体の機能は胃やお腹の痛み、筋肉の疲れ、骨のきしみや怪我をした時の痛みや皮膚の痛みなど、肉体に関する異変や痛みは普通に感じることができます。それは体内に神経網が走っているからです。

 皮膚感覚に至っては、強烈な紫外線を浴びている時などは、肌がチリチリと焦げているような痛みも感じることができます。  

 西洋医学的に考えると、皮膚から離れている空間を感知するという現象は考えられません。なぜなら身体から離れている空間には神経網が存在しないからです。また自分以外の人の身体の痛みや感情の動きを感じるということも医学的には説明がつきません。  

 

 クレアセンチエンスの能力が開発されてくると、触る、触れられるなどの直接的な皮膚感覚以外でも様々なことを感じるようになります。実質的に相手が自分の身体に触れていないのに、自分から距離的に離れていても、相手のコンディションが遠隔的にわかるようになります。  

 

 ではクレアセンチエンスの経験から浮かび上がってくる事柄をまとめてみましょう。  

 

・他人の思考の動きを感じられる  

 

・他人の感情の動きを感じられる  

 

・他人の肉体の痛みを感じられる   

 

・他人の体内の波動の動きを感じられる   

 

・他人のチャクラの波動の動きを感じられる 

 

・他人のオーラの中の動きを感じられる 

 

 私たちは一人の人間として個別に存在し、独自の生を経験しています。西洋医学で捉えられている通常の感覚機能では、自分以外の人の感情や思考、さらには肉体の中で起きている異変や、痛みなどを感知することは考えられません。ましてや目に見えない、肉体の枠を超えてい、体内に流れる気脈的な波動の動きや、オーラとなると尚更です。  

 

 では、このクレアセンチエンスの能力で経験した事柄が私たちに提示している最も本質的なことは何でしょうか?   

 

「私たちは何かしらの形で繋がっている」

 

「私たちの感覚機能は肉体の外にもある」ということです。  

 

 自分以外の人の思考や感情、肉体の痛みなどが体感できるということは、それらの体感を伝えることが可能な何か、目に見えない神経網のようなものがどこかに接続されているということが考えられます。

 

オーラやチャクラの感覚を捉えるに至っては、肉体から離れている場所、身体の周辺の空間から何かを感覚として捉えるわけですから、その空間であるオーラの層に何かの秘密が隠されているのです。  

 

それでは話しを更に別の超感覚、聴くことに関しての能力について書いてみます。

 

▶︎「身体の外にも感覚機能がある」へ続く