第一章 光り 03
サブスペース(亜空間)
量子物理学の世界では、わたし達の物理次元の世界の土台となる〈サブ・スペース:亜空間〉という多次元的な物質世界が重なるように存在していることを提示しています。
物理次元を構築している〈マター 物質〉の対となる〈反物質的な何か〉が存在するわけです。
それが目に見えない折り畳まれた多次元的な次元〈サブスペース〉だと定義されています。
ウィリアム・C・ネルソン(ビル・ネルソン)氏は、サブスペースに関して以下のような見解を述べています。
「プランク氏やスコディンガー氏、さらに多くの研究者が、その存在を否定する事ができない〈クォンタム・セオリー 量子理論〉を提唱した時に、それは科学の世界に衝撃を与えました。
数学者はサブスペースを、わたし達の宇宙の下に重なるようにして折り畳まれている、図症的な空間の多次元的なセットである可能性があると説明しています。
フェイネマン氏は、仮想光子はサブスペースの中から出入りすると説明しています。サブスペースは、私たちの宇宙の要素上の、量子態、もしくは形を定義する制約と見なすことができます。
わたし達の宇宙の要素の形状を維持させているものは、何かの基本的な理力であるべきです。
これらの要素の不確実性は何らかの規制で影響を受けるべきで、その規制はサブスペースの量子的効果である可能性があります。
サブスペースは〔意識〕あるいは〈私たちの宇宙の意識〉の一つの形式であると言え、従って、連続するサブスペースにより宇宙の要素に構造が与えられていると言えます。
分子の本質はニュートン派の理解を超えています。分子が作られる時に実際に起こることは、振動エネルギーの可能性による量子的フィールドの相互作用です。
分子の大きさと形状は、明らかに量子的な姿を現しています。
遺伝子のDNA情報移動の確実性は、非ニュートン派の提唱する、サブ分子、サブスペースの効果によって影響されているべきであり、この効果は、絶対的にニュートン派の説明を超えています」
光子物理学の学者達は、この目に見えない反物質的な〈マター〉が〈意識そのもの〉である可能性があるとまで言っています。
わたし達の宇宙は、意識という反物質の上に成り立っている物理次元なわけです。
量子物理学と精神世界の融合
すでに存在しているサブスペース理論
では、一体この〈サブスペース 亜空間〉とはいったい何なのでしょう?
サブスペースとは、通常空間に隣接する互いに感知できない、パラレルユニヴァース 並行宇宙のようなものと理解されています。
アインシュタインの相対性理論による展開では、物体の相対論的な質量は、速度が上がるに従って増加してゆきます。
そのために、単純に加速を続けたとしても、光速に達することも、光速を越えることもできません。
SCIOの発明をしたビル・ネルソン博士はサブスペース理論をもとにして、波動伝達が可能な装置を開発したとみることができます。
波動伝達を通じて、機械的にサブスペース上で患者に治癒を起こすというアイディアです。
距離や時間を超越して何かの〔ものごと〕をなしてしまうのがサブスペースです。
このサブスペースは、空想やイメージの世界ではなく、実際にそこで波動修正を起こせたり、リアルに会話もできる場所ですが、その場所に容易に触ることはできません。
遠隔でヒーリングを行う時の状況を使って説明すると、サブスペースとは、時間と空間という壁、さらにはアイデアさえも度外視して超えて繋がってしまう場所です。
それぞれがリアルに存在する場所=スペースのサブとなる場所、亜空間といった具合に理解してみるとよいと思います。
スペクトル・分光された光
可視光性を分光するプリズムを用いて、その波長によって分離されると、それぞれの可視光線の色は、波長の短い側から順に、紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、橙、赤、マジェンタとなり、一般的に虹の七色のスペクトルと言われます。
小学校の科学の時間で習ったと思いますが、光はプリズムを通じて七色に分光されます。空に現れる虹もこれと同じ原理です。
無色透明の光が、プリズムを通過することによって色彩を放つわけです。
虹の七色が、後の章で紹介する「チャクラ」=「光のディスク」と呼ばれる波動で構成されたヴォルテックスに関係しています。
それぞれのチャクラの役割が違うように、それぞれの色の波長の間隔と、周波数の間隔は違います。
色 彩 波長の間隔 周波数の間隔
赤 色 ~700-360nm ~430-480THz
オレンジ ~630-590nm ~480-510THz
黄 色 ~590-560nm ~510-540THz
緑 色 ~560-490nm ~540-610THz
青 色 ~490-450nm ~610-670THz
ヴァイオレット ~450-400nm ~670-750THz
波長は赤からヴァイオレットに向かって短くなり、逆に周波数は赤からヴァイオレットに向かって長くなります。
↑プリズムによる分光で生まれるスペクトル
↑七色に分光されたスペクトル
光とチャクラの関係
チャクラとは「光る輪」という意味で、古代インドから伝わっている人体構造の知恵の一つです。
人体を脊椎の基底部を波長の荒い赤とし、波長をなだらかにするに順じて、脊椎を上昇し、オレンジ、黄、緑、青、紫、そして白光を放つ部分を頭部とするという考えが基礎になるものです。
人体をスペクトラムとして見た場合、不調和な波長のバランスをとることが心身の健康につながることになります。
人体を固有振動数に働き掛けるクォンタム・レイキのダブルレインボーは、個体としてのスペクトラムのバランスをとる役割をします。