自己充足の大切さ

 

 意識の重要さに気づいてない人達は、自分が生み出した思考と感情のエネルギーから生まれた波動を周囲にまき散らしながら、それを相手に押し付けたり、同感したり、嫌々ながらも引き受けたりして生活をしています。

 

 多くの人達はお互いの関係性の中で、まるで感情と思考のエネルギーから作り出した波動をリサイクルするように循環させながら生きているのです。

 

 思考や感情のアンバランスから交流を持とうとする時に現れている多くの内容は、精神的そして感情的な不満足さです。

 

 感情や思考のエネルギーを波動として交換している時に、それを作り出している内面の不満足さが一体どこから生まれているのかに気づかないのです。

 

 それらの根本に存在している動機は、何かに対して満足を得てないので、満足させてくれる何かを外に求めるのです。

 

 自分の内面で沸き上がって来る感情とつき合うために、意味なく喧嘩をしてみたり、感情的になってみたり、泣いたり、わめいたり、叫んだり、医者に視てもらったり、カウンセラーに話しを聞いてもらってみたりするわけです。そうやって自分以外の人と何かの交流を持つことによって感情のエネルギーが下がったとしても、また少しすると同じような問題を引き起こして再燃焼する状態にゆき当たります。

 

 多くの人は自分の中の思考と感情エネルギー、そして波動を安定させるために、自分以外の人達と密接な関係を持つことを望みます。

 

 その理由は、自分一人では内面の思考や感情のエネルギーと波動を上手くリサイクルしながら安定した状態に保つことができないからです。

 

 生き残りの本質として、自分でできないことは外に求めるのです。

 

 内面に抱えている不満足さを満足させるために様々な感情のドラマが生まれるわけですが、大概の場合は何をしても完全に満足することは少ないことが多いのはなぜでしょう?

 

 色んな人に電話をかけて長話をし、会ってみて色んな話しをしながら心情を伝えたり、聞いてもらったりしても満足感を得られないのはどうしてでしょう?

 

 憤った感情を露にして、怒りとして誰かにぶつけても満足しないのはなぜでしょう?

 

 それは根本的に求めているものが、そういった行為を通じては満たされないからです。

 

 本質的に求めているのは、それらの感情を中和する、穏やかにする、その人が本質的に求めている内容を持った波動だからです。

 

 私たちは思考や感情の働きを使ってエネルギーと波動を生みだしています。

 

 しかし、その創られ方がマイナス方向の場合が多いということです。

 

 怒りや悲しみなどで感情のエネルギーを作り出せるのなら、その反対の方向、笑いや楽しみ、愛や慈しみといった感情でもエネルギーと波動を作り出すことも可能です。

 

 しかし残念なことに、世の中の多くの人達は、そのことに重要さを見いだしていません。

 

 その理由は前にも書いたように、人間という構造、そして意 識という構造を学んでいないからです。

 

 思考や感情の乱れが現しているのは「本質的な不満足」だと書きました。

 

 そして思考や感情の本質はエネルギーであり波動です。

 

 後の波動の章とオーラの構造の章でも書きますが、私たちの意識と肉体は波動そのものです。

 

 その波動が目に見えないオーラといった多次元機能を持つ身体とどういう繋がりがあるのか、その全体がどのような構造を持っていて、どのように機能するのかわかれば、自分の力で本質的な不満足を解消することができるようになります。

 

 本質的に求めている波動を作り出 して満たす、自己充足ができるようになるのです。

 

 現時点の段階では、思考や感情と言った自分の内面の動きを上手に操縦して幸せで豊かな人生を送りたいと思う人は極端に少数波です。

 

 自分の生み出す思考や感情の動きのことを深く理解してゆく ことによって、人間のという構造、そして意識の構造が理解できるようになれば、私たちは本当の意味での自立を実現することができるようになります。

 

 その他の人の思考や感情の助けを借りずに、自分の内面が必要としている波動を作り出せるようになればよいのです。

 

 時間的に年を追うことに私たちの社会はストレス過剰な状態になってきています。

 

 自分だけの力や、家族や友人達といった小さなコミュニティーの中で交流をするだけでは、抱えているストレスを解消するだけの力が無くなっていると捉えることもできます。

 

 労働者の精神の状態が会社経営に大きな影響を与えることが広く理解されているアメリカでは、社内にカウンセラーを置いている場合も多々あります。

 

 またビジネスでの最先端をゆくエグゼクティブな立場のビジネスマン達は、常に抱えているストレスを管理するための何かしらの方法を学んだり、成功してゆくためのセミナーやワークショップなどを通じて様々な意識のテクノロジーを学んでいます。

 

 願望実現や成功の秘訣、引き寄せ等をテーマにしたセミナーやワークショップが潜在意識の力に焦点を当てている場合が多いのは私たちの潜在意識の力が現実の創造に深く関係しているからです。

 

 その中には自分の思考や感情の流れのことも含まれます。

 

 では自分の潜在意識の領域が創り出す思考や感情のエネルギーだけが意識を変容させて、幸せにしたり豊かにしたりするのでしょうか? 

 

 潜在意識の領域も大切なのですが、実際にはそれだけではありません。

 

 願望実現や引き寄せをテーマとした時に重要になるのは、意識の三位一体である、顕在意識、潜在意識そして超越意識をどのように使うかです。

 

 それでは話しを更に進めて、意識の三位一体の残りの部分、 超越意識に関して書いてみます。

 

▶︎「超越意識」に続く