第一章  光り 01

光り

The Light

 世界を照らし出す光は、太陽や蛍光灯、ロウソク、懐中電灯などといった光源としての輝きは目で見えますが、放射されて空間の中にある光りになると一般的には目に見えません。

 例えば夜中に懐中電灯で暗闇を照らすと、光りが通る部分が明るく見えます。光りの力で世界が明るくなるわけです。

私たちは明暗の差によって「明るい」「暗い」を見分けますが、光そのものを見ることは非常に少ないのです。

 昼間は太陽の光りが出ているので世界は明るく見えます。

 電灯をつけてない室内に窓があると、そこから光が差し込んで、部屋の中を明るくするわけです。

 ではその部屋の中で私たちは光を見ているのでしょうか?

 光は部屋の中に入っているのですが、それを肉眼で見る事はできません。

 光が部屋に入り、壁や物などに当たって明暗を映し出します。

 間接光的な明るさの世界です。

 私たちは光を認識していますが、実質的に光を見ているわけではなく、光に照らし出された世界を見ているのです。

 これと同じように、私たちの肉体が包まれているオーラも光でできていますが、普通の肉眼では見ることができません。

 

光には可視光線と不可視光線がある

「光」というのは無色透明です。光は人間の肉眼で見ることのできる「可視光線」と、人間の目では見ることのできない「不可視光線」とあります。

 私たち人間の肉眼の機能は、その他の動物と違って、光の波長を捉える範囲が狭いのです。

 犬や猫などの動物は、私たちよりも広い範囲の波長を捉えることができます。 

 光とは、基本的には人間の目を刺激して明るさをかんじさせるもののことです。これは可視光線と呼ばれています。

 可視光線とは、電磁波の中で人間の目で見える波長のものです。

 この可視光線に相当する電磁波の波長は、短波長側が約360nm~400nm、長波長側が760nm~830nmです。

 そして波長が可視光線より短い紫外線、また逆に長い赤外線は人間の目では見ることができません。

この赤外線と紫外線を指して不可視光線と呼ぶこともあります

 

光はどこにでも溢れている

 全てのものは光りで構成されてると物理学者は言っています。

 そして光の特質は振動と波長です。太陽やその他の様々な照明から発せられてる可視光線は、通常は様々な波長のが混ざった状態で、光は白に近い色に見えます。

 わたし達の生活する空間にも光が満ちています。実質的に肉眼で「光」を見ることができなくても、どこにでも光は存在するわけです。

 例えば、部屋の中を例にとってみましょう。

 普通の昼間であれば、部屋の空間は煙りなどが立ちこめていない限り、透明に見えます。

 しかし、実際には何も無いように見える「空間そのもの」にも光は存在し、そしてその光は振動しているのです。

 光そのものが肉眼で確認しにくい波長域のために、私たち人間の目では捉えにくいだけで、そこに何も存在しないわけではありません。

 

量子物理学的に考える「光」

「光」は「波動」と「粒子」の二重性を持っています。

 波動であることを強調する場合は光波、粒子であることを強調する場合は光子と呼ばれます。

 そして光は光源や観測者の速度に関係なく「相対速度が変化しない」という特徴も持っています。

  光子の質量や電荷は「0」で、崩壊寿命のない安定している素粒子です。そして光子の反粒子は、同じく光子自身となります。

  現代の量子物理学の世界では、物質の最も小さなものは素粒子と呼ばれます。

 物質粒子として6種類のクォークと6種類のレプトン、力を媒介する粒子としてグルーオン、光子、ウィークボソン、重力子、さらにヒッグス粒子等が素粒子だと考えられています。

 素粒子は量子力学的には「球」であり「波」です。

 物理学ならびに物理化学の世界では、全ての物質やエネルギーは「粒子的な性質」と「波動的な性質」の両方を持つと考えられています。

 そして量子場の理論としては「球」であり「波」という理論に「場」が加わります。

  物理学者はM-セオリーと呼ばれる超弦理論において「素粒子は弦(ひもともいう)の振動である」と扱っています。

 全ての粒子は「波動の性質」を持つという現代の理論の中で【波動と粒子の二重性 Wave–particle duality】という現象は、素粒子だけではなく、原子や分子といった複合粒子においても見られています。

原子や分子も波動と粒子の二重性を持っているのです。

 

物質の最も小さな形

 前述したように、現代の素粒子物理学はこの物理次元に存在する全ての物質は「波動」で構成されているということを提唱しています。

 現時点での物質の最も小さな形は「素粒子」であり、この素粒子は振動として扱われます。

 これは、わたし達の肉体の最も小さな部分が振動で構成されていることを意味しています。

 素粒子が何かしらの力で結合されて、組み上がってできあがった物質、そして人間の身体に例えると、肉体的な器官や臓器、骨格や筋肉、皮膚といった身体そのものというのは、基本的に「振動」で構成されていることを伝えているのです。

 私たちの眼に見えるもの、肉体や、物質、そしてまた空気やガスなどの眼に見えないものも含めて、この世界に存在する全ての物質は振動しているのです。

 

▶︎量子物理学的に考える「意識の力」へ続く