第二章 意識のテクノロジー 2
クレアコグニザンス【超知覚:直感力】
Claircognizance
ESP的な分野を研究するパサライコロジー(超越心理学)の分野での「超知覚」はESP能力のフォーム(形態)の一つとされます。
これは直感的にものごとを知る能力、直感的にものごとを捉えることの出来る能力です。
実質的な理由が分からないまま、答えを知ることができるけれど、それがどうしてなのかは分からない……という種類のものです。
考えること無く答えが脳裏に浮かぶように、直感的にものごとを知覚する、理解する能力です。
日本には〈虫の知らせ〉と言われる言葉があります。
来客が訪れることが何となく分かったり、身内の死が突然に分かったり、嫌な出来事が起きる前触れのようなものを受けとったりという具合です。
直感的な能力の例としては、何か近い内に良いことが起きる強い予感がしたりすることでしょう。
他にも、突然に誰かが訪ねてくるのがわかったり、誰か特定の人から電話が掛かってくるのがわかったり。道に迷っても何となく道順がわかったり。
何処にいけば何が見つかるかがわかったり。
直感に関する例はあげれば切りがありません。
この虫の知らせに似たものに「閃き(ひらめき)」というものがあります。
これは多くの人が経験していると思います。
何かものごとを考えていたり、悩んでいたりするとします。
それに対する解決方法や回答を探している時に、それらの答えや、答えを導き出すための方法、アイデアなどが何かの拍子で突然のように脳裏に浮かぶ、突然に分かってしまうというものです。
その多くの場合は、本人が意図しない状況で、偶発的な感じで物事が分かってしまうことが多いようです。
◆クレアコギニザンズの中には、次の4つの分類があります。
プレコグニション:未来視
Precognition
感覚を基本にして未来の出来事を感知する能力。
レトロコグニション:過去視
Retrocognition
感覚を基本にして過去の出来事を感知する能力。
プレモニション または プレセンチメント
premonition or presentiment
プレコグニションと同じく、未来の出来事を感情で受けとって察知する能力。